博多湾を望む国営公園で、 朝から夜明けまで音が鳴り続けるコミュニティギャザリング
10月2日からの3日間、福岡・海の中道海浜公園の内側にある「泊まれる公園」INN THE PARK FUKUOKAで、Synapse Festivalが開かれる。3年目にして初の3日間開催となり、会場も能古島から移した。ライブとDJの合間にある朝のコーヒー、サウナ、焚き火を囲む会話までを時間として設計する、福岡発の3日間だ。

Synapse Festivalとは
音楽をきっかけに、人・文化・地域がつながるコミュニティフェスティバル。国内外の起業家、クリエイター、デジタルノマド、アーティスト、ローカルプレイヤーが集い、音楽・アート・ウェルネス・食を通して、新しい出会いと共創が生まれる場を目指す。
掲げるVisionは、Be a Dancer in your life。自分の人生を踊るように愉しみ尽くす人を増やすこと。Missionは、Share immersive experiences to find your rhythm。感性にふれる体験をシェアし、自分のリズムを見つけること。音楽フェスティバルという枠組みを使いながら、目指しているのは生き方の共有だ。
今年のテーマは「Where EN Happens. Rise Together.」。
「縁」をキーワードに、各地で生まれたつながりが福岡に集まる。
2024年、2025年は博多湾に浮かぶ能古島のキャンプ村で開催されてきた。3年目の今年、Synapseは3つの点で形を変える。ひとつは会場で、海の中道海浜公園内へ移転する。ふたつめは期間で、2日間から3日間へ。ライブやDJだけでなく、その間に生まれる時間にこそ価値があるという考えから、1日が足された。みっつめはステージで、多様な表現が交差するチルアウトステージ「EN CIRCLE」を新設する。

閉園後の国営公園が、参加者だけの場所になる
会場は、約350ヘクタールの国営公園、海の中道海浜公園の内側にある「泊まれる公園」。博多湾に面した広大な芝生には遮るものがなく、朝焼けも夕陽もそのまま視界に入る。直径6メートルの球体テントが並び、夜には発光して、対岸の福岡市街の夜景と重なっていく。
この会場の核心は、閉園後にある。一般の来園者が帰ったあと、公園は参加者だけの空間になる。夜から朝まで、国営公園がひとつのフェスティバルの場として開かれる。
アクセスは福岡市内から車で約30分、JR海ノ中道駅から徒歩10分足らず。都市のすぐそばに、その時間がある。宿泊はテントサイト、設営済みのGER TENT、hinata提携のレンタルキャンプセットに加え、隣接するリゾートホテル「ザ・ルイガンズ」との提携もある。全室オーシャンビューのホテルから、無料シャトルバスで会場へ通うこともできる。

昼の湾、夜の深部、そして表現の交差点
会場には、性格の異なる3つのステージが立つ。3日間は、この3つを行き来しながら過ぎていく。
SYNAPSE STAGE
Synapseの心臓。博多湾を望む開放的な空間で、日の出から夕暮れまで音が鳴り続ける。ここで生まれたエネルギーが、フェス全体を包み込んでいく。
OBORO STAGE
夜から夜明けまでを担うミッドナイトステージ。実験的で催眠的なサウンドが鳴り続ける。月光に景色がかすむ「朧」と、志賀島の別称「龍の都」。その二つが宿る名だ。
EN CIRCLE
今年新設された、未知の体験と出会う場所。ライブ演奏、映画上映、トークライブ。さまざまな表現が交差するチルアウトステージで、音楽に耳を傾け、言葉に触れ、思い思いの時間を過ごす。

海外、日本各地、そして九州から、40組
海外から
GE-OLOGY(ニューヨーク・ブルックリン)
90年代のアンダーグラウンド・ヒップホップからキャリアを重ね、Theo ParrishのSound Signatureからのリリースや、Rainbow Disco Clubを象徴する一曲「Pursuit Of The Journey」で知られる。Public Recordsレジデント。
Idjut Boys(ロンドン)
"Disco-Dub"というスタイルを確立した、UKディスコ・ダブシーンのレジェンド。2025年より新レーベルBite The Dayを主宰する。
PARK JUHEUM(韓国・釜山)
ソウルのNyapi創立メンバーで、釜山のクラブNasubのオーナー。福岡から約1時間の釜山シーンから、初の招聘となる。
日本各地から
Ground(大阪)
Chill Mountain Rec主宰。29カ国以上で出演し、Synapse唯一のレジデントを務める。
SO(東京)
The Labyrinthのレジデント兼オーガナイザーとして20年以上シーンに立つ。3年連続出演。
Occa(札幌)
Precious Hall「ARCHIV」をホームとし、初年度から待望されてきた初出演。SYNAPSE STAGEでDowntempo Setを披露する。
DOLTZ.(福岡)
Berghain、Bassianiなどに出演し、DJ NobuとのOmega Pointでも知られる。今回は野外では初となる、朝のAmbient & Experimental Set。
Tonbo(東京)
モジュラーシンセ、バンスリ、声を融合したライブ。2026年1月、日本人として初めてメキシコのDay Zeroに出演した。
九州のローカルシーンから
sound space α主宰でBerghain Säuleにも出演したYSK(北九州)は3年連続出演。四半世紀にわたり福岡アンダーグラウンドを牽引してきたDJ FUMI、第1回から参加し2026年8月に初のMIX CDをリリースした2008年生まれのRei Nakagawa、Gilles PetersonやAntalを顧客に持つレコードディーラーでもあるMr. Disco Kidが、地元から名を連ねる。

ライブペイント
eri2win(大阪)、LUISE ONO(東京)、nyke(福岡)、HIJY(北海道)の4名。3日間かけて作品が完成していく過程が、会場で公開される。

音楽の外側にある時間
海辺の大浴場とサウナは期間中いつでも利用でき、博多湾を一望しながら「ととのう」。今年はサウナエリアが拡大され、大浴場と行き来できる。朝にはサンライズヨガ、夕方にはサンセットヨガ。焚き火、サウンドバス、エクスタティックダンス、映画上映、占い、マッサージ。
ワークショップは11本。Nada Yoga、ジェンベ教室、カンフーメディテーション、丹田呼吸法と素振りを体験する「侍リセット」、ベンガルの瞑想音楽「バウルの詩」。パートナーシップや雑談をテーマにした対話型のプログラムもある。
フードと物販は30店舗以上が出店する。

福岡の3日間は、旅路の終着点
Synapseの2026年は、本祭だけで完結しない。ダナン、台湾、京都、沖縄、札幌。各地でSynapse Nightを開催し、そこで生まれた縁が10月の本祭に集まる。今年のテーマは、この旅路そのものを指している。
本祭直前の9月24日には札幌PROVOで、NoMaps 2026の公式サイドイベントとしてSynapse Night Sapporoが開かれる。9月25日には福岡KIETH FLACKで、OBORO STAGEを一夜先取りするSynapse Night Fukuokaが開催される。

INFORMATION
チケットは3DAYS PASS ¥22,000、2DAYS PASS ¥17,000、U-24 ¥12,000。販売はimin。
サウナ、大浴場、ヨガ、ワークショップはパスに含まれている。一部の有料プログラムを除き、追加料金なしで体験できる。
偶然の出会いから何かが始まり、つながることで、それぞれの世界がひらいていく。
その縁が集まる場所として、海の中道の3日間がある。
◯ Dates / 日程 2026.10.02 (Fri) - 10.04 (Sun)
◯ Venue / 会場 INN THE PARK FUKUOKA, Uminonakamichi, Fukuoka
◯ Genre / ジャンル House / Disco / Techno / Ambient
🎫 3DAYS PASS ¥22,000 / 2DAYS PASS ¥17,000 / U-24 ¥12,000 / imin





